今回は「Android 1.5プログラミングバイブル」についての書評です。

“Android 1.5プログラミングバイブル” (布留川 英一)
概要
- 系統…狩猟系と農耕系のどっちって言われたら、狩猟系だな。
- 著者は…布留川 英一さん
- ページ数は…399ページ
- 価格は…2940円(税込み)
- 発売日は…2009年6月
- 対応SDKは…Android SDK 1.5 r2対応
目次
- AndroidとJava言語 (←概要)
- Androidアプリ作成の基礎 (←セットアップとかHello worldとか)
- 基本API (←図形とか入力イベント処理とかサウンドとか)
- ユーザーインタフェース (←各種Viewやボタンなどのコンポーネントなど)
- データの読み書きと通信 (←ファイル・DB・HTTP・ソケットなど)
- アクティビティ (←Android特有のアクティビティ・インテント・サービス・プロバイダなど)
- デバイス制御 (←カメラ・位置情報・センサー・ホーム・ウィジェット)
- アプリケーションの作成 (←ゲームやメモ帳などのサンプルアプリ)
- 付録 (←iアプリからの移植とかXMLでのレイアウトとか)
実際どうよ?
- 概要やHello worldあたりまでは他の書籍とほぼ同じですが、実際にAPIの説明が始まるチャプター3からは、主なAPIを使ったサンプルソースを示し、そのソース解説とともに主なメソッドの説明をするといった流れで進みます。機能のくくり出し方が上手なのか、個人的にはこのスタイルは結構理解しやすかったです。
- 書籍としての制限なのかも知れませんが、XMLを使ったレイアウトは付録で扱っている程度であり、本体内ではすべてonCreate()内でレイアウトを組んでいます。仕組みを理解するための一教材としてはアリだと思うのですが、MVCが崩れちゃうし、この本だけ見た人はXMLを使ったレイアウトがオプションだと思うんじゃないかなぁ。うーん、意見の分かれるところ。
- 説明の仕方はボトムアップです。入力イベント(チャプター3)やGUIコンポーネント関係(チャプター4)、IO関係(チャプター5)の説明が先にあり、Intentを使ったActivityの呼び出しや、Service・ContentProviderなどAndroid独自の部分の説明はチャプター6と結構後ろの方にあります。チャプター6でやっと全部つながったーという感じ。さすがにViewクラスとはなんぞや?(Hello world内で説明)や、ライフサイクルの話(チャプター3のキーイベントで説明)は先に済ましていますが、この辺もちょっと違和感。iアプリとか作ってた人から見るとこの流れが理解しやすいのかな?とか。
- レイアウトにXMLを使わず、ActivityのonCreate()内で動的にレイアウトを組んでいることもあって、Activityクラスを継承しているクラス名が「なんちゃらViewEx」となっていたり。この辺読者レベルによってはミスリードにならないかなぁとちょっと心配。
- チャプター7で、独自HomeアプリとAppWidget(Homeに貼付けるウィジェット)の作り方の説明をしているのは高評価。他の本では扱ってないトピックであり、Androidっぽいところでもあるので、この部分のために買っても良いかも!
- 付録扱いであり、あまり解説はしてないものの、iアプリをAndroidにポーティングした例が載っているのも高評価。こうすべし!というのではなく、あくまで移植例と言った感じ。
- プログラミングバイブルとは、ちょっとタイトルで釣りすぎたかも。
どんな人にオススメ?
- Homeアプリやウィジェットを作ってみたい人
- iアプリの移植作業を検討している人
- Android本の1冊目としてはオススメしない
気になった方はチェックしてみてください。













