今回は「Google Androidプログラミング入門」についての書評です。
この本は、2008年2月に日本初の本格的なAndroidプログラミング解説本として出版されたGoogle Android完全解説(↓)

“Google Android完全解説 (アスキームック)” (アスキー)
を、Android 1.5対応および新たなトピックを大幅加筆してまとめ直したもののようです。(↓)

“Google Androidプログラミング入門” (江川 崇, 竹端 進, 山田 暁通, 麻野 耕一, 山岡 敏夫, 藤井 大助, 藤田 泰介, 佐野 徹郎)
概要
- 系統…狩猟系と農耕系のどっちって言われたら、これは狩猟系・・・と見せかけて農耕系かも。
- 著者は…江川崇さん、竹端進さん、山田暁通さん、麻野耕一さん、山岡敏夫さん、藤井大助さん、藤田泰介さん、佐野徹郎さんがパート毎に担当
- ページ数は…648ページ
- 価格は…3990円(税込み)
- 発売日は…2009/7/1
- 対応SDKは…Android SDK 1.5 r1対応
目次
【第1部 基礎知識】
- Android SDKの概要
- Android開発環境
- 開発ツール
【第2部 開発の基本】
- Androidアプリケーションの4大要素
- アクティビティ
- インテント
- サービス
- データ入出力と永続化
【第3部 画面要素】
- ユーザーインターフェイス
- グラフィックス
【第4部 実践開発】
- アプリケーションモデル
- セキュリティ
- リソースと国際化
- センサーAPI
- 地図表示とロケーション
- テスティングフレームワーク
【第5部 応用開発】
- Input Method Framework
- ConnectivityManager
- カメラ
- メディア
- JNI(Java Native Interface)
- アプリケーションの実行結果を解析する
- ソースコードの探訪
- Androidの開発用端末
- アプリケーションの配布
【付録A】
- ウィジェットカタログ
実際どうよ?
- 元になったGoogle Android完全解説が未だに手放せない人は迷わず買うべきです。例として使われているサンプルコードは前書の流れをそのまま使っていますが、解説は全面ブラッシュアップしています。内容を理解している方も一度さらっと読むと新たな発見があるかも知れません。
- 著者陣を率いる江川さんは日本Androidの会 SDKワーキンググループリーダを務めているほか、Google API Expert(Android)でもあります。他の著者陣も株式会社豆蔵の社員の方の様で、スキルの高さを伺わせます。
- ここ数ヶ月でAndroid関連の書籍も充実してきており、他の書籍で扱っているトピックか大体被ってしまっている状況が続いていますが、この本はページ数が多いこともあり他の書籍で扱ってないトピックが多いです。特に第4部以降で顕著であり、日本以外でも自作アプリを使ってもらうためのリソースと国際化、最近のJava開発では必須になりつつあるテスティングフレームワーク、日本語変換など入力値を推測・加工することで入力補助を行うInput Method Framework、最近NDKが出たことで一気に注目されつつあるJNI(Java Native Interface)などは、Webを含めてもきちんとまとまっている情報が少ないので、大変助かります。
- 各トピックの始まり、または言葉では説明しにくい動作を扱う場合など、全体を通してフローチャートや状態遷移図などが随所にちりばめられており、すごく理解しやすいです。特にAndroidの場合、ActivityやIntentの扱いが独特なのですが、これがイメージとしてスッと理解しやすくなっているのは大きいです。
- 何気にParcelable(JavaのSerializableのようなもの)の解説があるのも助かります。
- (個人的には)将来青本と呼ばれるぐらい定番になる気がしています。まいむぞうは未だにGoogle Android完全解説を手放せなかったのですが、やっと捨てれます。
どんな人にオススメ?
- Androidの本を持ってないので、末永く使える本を1冊欲しい方
- 欲しいAndroid本がたくさんあるけど、何冊も買えないよという方
- Androidはある程度知っているけど、もっと深く広く知識が欲しい方
- まいむぞう的には激しくイチオシ
気になった方はチェックしてみてください。













